待ったなし!あなたのWebサイトをChromeが危険指定?
今回「顧客を失う」ような大きな動きがGoogleにあります。
これは全てのWebサイト運営者に関係する話です。
Googleは言わずと知れた検索エンジンの最大手ですが、これまで「セキュリティを最優先事項」として活動していました。
その先駆けとして、2010年には自社検索サイトのセキュリティを向上させてます。
Googleは既に常時SSL化でセキュリティ強化
具体的には、「常時SSL化」と呼ばれる「https://」で始まるURLに変更してセキュリティ強化を図っています。
これにより検索ワードはもちろん、Webサイトで入力されるIDやパスワード、クレジットカードなどの様々な入力情報を暗号化して、第三者の攻撃から個人情報を守っています。
で、ようやく本題の「顧客を失いかねる大きな動き」です。
使用している方も多いと思いますが、Google謹製ブラウザ「Chorme」があります。
このブラウザが次回アップデートにより、暗号化の対応がされていない「http://」のWebサイトにアクセスすると、閲覧ユーザに警告を促すため、「保護されていません」と表示されるようになります。
これは、何も知らない閲覧ユーザからすると、「危険なサイトじゃない!?」と認識することでしょう。
それがいつだというと・・・・
2018年7月、つまり今月予定のアップデートで実施されます。
まさに、待ったなしの状態です。
38%以上のお客様を失う可能性があるWebサイト
GoogleがSSL非対応のサイトに対し、「保護されていません」と閲覧ユーザに警告を促す仕様を、今月アップデート予定のChormeに追加することは前回お伝えした通りです。
これにより、あなたのWebサイトが「危険なサイトでは?」と閲覧ユーザに認識される事態になるということでした。
ちなみにSSL対応かどうかの見分け方は簡単で、ブラウザのアドレスバーを確認し
・「http://」:暗号化されていないWebサイト
・「https://」:暗号化されてるWebサイト
・もしくはURL左側に「〇にiがある」アイコンをクリック
でチェックすればよいだけです。
では、本題の「なぜ38%以上ものお客様を失う可能性があるのか?」ということです。
これは単純に日本で使用されているブラウザのシェア率を見ると、使用されているブラウザのトップがChormeで「約38%」も占めているからです。
このデータは2017年のものなので、さらにシェアを伸ばしている可能性があります。
そして更に、Googleは「SSL対応のWebサイトを検索結果に優遇する」との発表をすでに行っています。
これはSEO的にも有利になるということです。
つまり、まだSSL対応を行っていないWebサイトは・・・
・検索結果の上位に表示されにくくなりアクセスが減る
・アクセスされても「保護されていません」と警告される
と、完全に締め出し対象といえるのではないでしょうか?
もうこれ、38%とかっていうレベルの話じゃないっすねー
しかも、Googleの検索システムは自社検索サイトだけではなく、Yahoo!にも利用されていますので、日本でWebサイトを運営する以上は、Googleのルールを守らなければ、生き残る道がないといえます。
しっかし、Googleのルールって言っても厳密に分からなかったりするんでよねー
でも、Webサイトを運営する以上は、この辺の情報もチェックしておかなきゃです。
そもそも、結果が出ていないWebサイトの場合、ほかにもいろんな問題を抱えています。
その辺を含め、この機会に詳しい人にチェックしてもらってくださいね~